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交渉人 真下正義のtmcてむしーのレビュー・感想・評価

交渉人 真下正義(2005年製作の映画)
3.3
踊るシリーズのスピンオフ
本庁に異動になったネゴシエーター真下正義の物語です。


ストーリー
クリスマス当日、本庁のHPを乗っ取り犯罪予告をする事件が起きる。
真下正義(ユースケサンタマリア)を名指しで指名した犯人は、地下鉄の自動制御システムをクラッキングしクモと呼ばれる特殊な列車を混雑する地下鉄内で暴走させる。
真下は交渉術を使い、犯人の目的を追求していく。


ユースケサンタマリアが真面目な役をやっているとなんとなく違和感があるのと、滑舌が悪くて何言ってるかわからないところが難点。
踊るシリーズの前作ではユースケさんのエロっぽいところが出ていて、ユースケさんだからできるなあって思っていたけど
今作はユースケさんじゃなくても良かったんじゃないかなあ…と思いました。
若いムロツヨシさんが出ていて、ムロさん好きな私は嬉しかったです笑
踊るの監督にめちゃめちゃアピールして成功への道を築いた!みたいなことをトーク番組で仰っていたので、その流れなのかな。
室井さん(柳葉敏郎)も出演していて、湾岸署がメインの時はお偉いさんだったのが「上司」という身近な存在になっていて、いつもと違う室井さんでした。
相変わらず出てくるキャラクターが濃いので、それぞれにもう少し見せ場があれば良かったなと感じました。

今までの踊るシリーズとは違い、スピンオフの今作は事件解決がメインです。
交渉だけでは画面の迫力が無いですが、その辺りは列車の暴走で補っていた感じでした。
交渉で話が進むといえば、以前CALLというハルベリー主演の洋画をレビューしましたが、そちらよりも危機感というか、ハラハラ感は少なかったですね。
特殊な列車はクモ、と呼ばれているだけあって、ビジュアルがクモっぽい(目がたくさんある感じ!)のですが
停止した時、ライトから光が消えていく感じが生き物っぽくて好きでした。