ケンタロー

モーガン プロトタイプ L-9のケンタローのレビュー・感想・評価

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)
2.5
Road to Blade Runner 2049 !!
2本目 リドリー・スコット制作、ルーク・スコット監督作「モーガン」 人工生命体噺が十八番のスコット一門、ルーク監督、真打ち昇進の作品です。

さすが師匠の元で修行に励んだのでしょう、映像表現、語り口・演出などはレベルの高さが伺えますし、変に浮ついた感がなく、作品自体に落ち着きが感じられます。

だども、やはり初代リドリー師匠と比べてしまうと、同じテーマを扱いながらも、スケールの小ささや変態性に乏しく(ここ重要)、インパクトを与えるにまではなっていないのが残念。優等生の作品。

疑問なのは、どこまでこのテーマについて本人撮りたいって思ってるのかということ…。

Blue-rayには、短編作品「ルーム」が収録されてたけど、これもまた、ブレラン臭のする作品であった。※レビューあり 酷評させていただいております…。

敢えて、父親と同じテーマに挑むってのなら、やはりスコット家の伝統芸能の域に達してる感がある…笑 
そして、同じテーマで父の作品を超えようとしてるなら、その気概は立派だと思う(かなりハードル高いけどね…)

はたまた、父リドリーにこのテーマで撮りなさいって言われてるのなら、もう一つの疑惑、ルークはリドリーの造ったレプリカント説が浮上するのである!(バカ) 

ウェイランドがデイヴィッドに自身の夢や野望を託したように、リドリーもまた…ってやつである笑

でもね、そんなん気にしないで、いろんな作品ジャンルにトライしてほしいなーって思うし、そうすることで、父親の呪縛からも解放される気がする(大きなお世話)

さて、長兄も長女も映像作家の中、なぜルークが継承者なのであろうかというと、それは、ルークだからだ…。

ルークは父を倒して強くなる、そういう宿命を背負った名前なんだもの…笑 フォースと共にあらんことを…ってなんのこっちゃ!!

** 以下、ネタバレ注意 **

ケイト・マーラ!
個人的にはハウス・オブ・カードのゾーイ役が印象に残っているのだけど、今回、主役張ってて、しかも本格的な戦闘シーンまであって新鮮でした♪

ただ、敵と対峙するのに、やっぱ小柄だし、可愛すぎやしないか?なんて序盤思ってましたが、ストーリーが進むにつれ、あー!なるほどね!と腑に落ちました(^_^)

確かに、ケイト・マーラの様な容姿や体型の方が戦闘には適しているかもしれません。 俊敏な動き、閉所での戦闘、また敵地への侵入には向いてるもの。また、あの容姿ですからね、敵を欺くことも出来るでしょう。
いわゆる「コイツは従軍用のカワイコちゃんタイプで…」ってやつです。

モーガンとリー、感情の有無が勝敗を分けたって感じですかね、AIに感情なんか持たせると壊れやすいし良いことなんてないよってことで、まとめます…笑

next… ザ・マシーン 追走中!