津軽系こけし

仮面/ペルソナの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
3.9
自意識の罪人


🕷イングマール・ベルイマン第27作
🕷イングマール・ベルイマン作品初鑑賞
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🔷我々の精神を対象によって投影する上質な悪夢。


🔶映像の抽象性・意味性に則るという意味で、悪夢としては優等生のような映像作品である。

個人的にはデヴィッドリンチなどの悪夢よりも、こういうミニマルなノリの方が好みではある😶😶


🔷しかし今作の題材・問題が私にとっては無縁の悩みであるため、他人事でしか受け取れなかったのは本当に申し訳ないところである。

だから、今作が観客それぞれの想像性や経験に帰属するとても優秀な映像作品であることも、問題と無縁の私には裏目に出てしまった。

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🎞まとめ🎞
作品としての優秀さは評価したいが、個人的にはノリきれない作品であった。私の人生経験の浅さが原因だろう。映画を観るには、やはり各々の人生体験も必要なのであると改めて実感しました。
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