ゆみモン

青春怪談のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

青春怪談(1955年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「青春怪談」というタイトルだが、「怪談」どころかシニカルなラブ・コメディー。
獅子文六原作らしい、時代の風刺が効いた面白さ。
登場人物の大袈裟でもある象徴的なキャラクターがいい。
そして、そのキャスティングの妙。
北原三枝のサバサバしたクールビューティー。
芦川いづみの初々しい愛くるしさ。
轟夕起子の永遠の少女のような母親。
男性陣より女優陣の方が生き生きしている。
主人公二人の新しい結婚観など、時代を先取りしている面もある。