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青春怪談のfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

青春怪談(1955年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

市川崑3本目。
獅子文六の原作は数年前に読んでいて大まかな内容を覚えていた。
全体的な雰囲気はイメージ通りだったけど、原作を読んだ際にぼんやりと頭に浮かんでいたイメージは色付きだったので白黒の画面に終始少し違和感があった。
キャスティングも山村聰と轟夕起子はぴったりだったけど、千春と慎一に関しては、原作ちくま文庫版の表紙イラストのイメージが強くて、北原三枝はあと一歩、三橋達也は老けすぎていると感じてしまった。
ビジュアル的にはほんの少し及ばなかったけど北原三枝の演技は素晴らしくて、千春のさっぱりとしたキャラクターがとても魅力的に映っていた。
原作未読なら3.0点にしていただろうと思う。
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