らんらん

青春怪談のらんらんのレビュー・感想・評価

青春怪談(1955年製作の映画)
4.0
日活、モノクロ、青春、群像劇
市川崑監督作品
出演者
山村聰、北原三枝
轟夕起子、三橋達也
山根寿子、瑳峨三智子、芦川いづみ
滝沢修、宇野重吉、北林谷栄、三戸部スエ、千田是也など

【内容】
山村聰と北原三枝、轟夕起子と三橋達也の2組の親子を中心としたラブコメディ?

主なエピソード
・山村聰と轟夕起子の結婚問題
・北原三枝と三橋達也の結婚問題
・北原三枝のバレエ関連(芦川いづみ)
・三橋達也の事業問題(山根寿子、瑳峨三智子)

【感想】
結構好き
タイトル的にもっと暗い映画なのかと予想していたけどその反対でコメディ部分が多くて気軽に見れるのが好き

内容のほうは
「え?そんなにあっさり結婚しちゃうの?」っていうこの時代あるあるに相変わらず戸惑う
あとは
北原三枝と三橋達也の変わった関係なんかも当時からしたら「今時の若者はわからん」だったのかもだけど
現在から見ると山村聰&轟夕起子カップル同様に「年寄りの考えることはわからん」って感じで共感出来ない点では一緒だったりする

・出演者メモ
北原三枝はさっぱりとした役がハマっていてカッコよかった、女性にモテるも納得、ってかたぶん本人気付いてないだけでそっち系だと思う

芦川いづみはこの映画が「日活第一回出演作」なんだそう(これの前に何本か松竹で出演してるらしい)
「シンデ」とかいう変な役名で「もちそうよお姉様」とか言っちゃう変なキャラだった

そして轟夕起子のコメディエンヌっぷりも素晴らしかった、ほんと天真爛漫で朗らかでいいキャラしてたと思う

あとは
北林谷栄のおばあちゃん、山根寿子のヒステリックさ、瑳峨三智子のしたたかな芸者役、なんかも好き

・まとめ
最近Amazon primeビデオの日活作品の終了が多くて、駆け込みで見てるんだけど見ようと思ってる半分も見れないのが残念
実際見るとそれなりに面白いんだけど見るまでがなんかハードルあるんだよなぁ
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