北村谷栄が既に老婆役凄すぎる。獅子文六という名前はよく聞くが実際読んだことはないが戦後民主主義の作家という印象でしょうか。よく聞くのは、「自由学校」。市川崑が日活に移っての作品。三橋達也と北原三枝が共演。何が怪談だかよくわからないが娘のおやじ、息子の母親を結婚させるために自身も結婚しようとする。三橋と北原のカップルは、めちゃくちゃ冷めていて当時は、クールに見えたのだろう。今見ると何で結婚しようとしているかわからないほどドライ。市川崑は、タイトルでのこだわりが本格的になっているようで注目させられる。