だいおう

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記のだいおうのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今作では国を跨いで仕掛けが連動しているのが面白い。前作の独立宣言書の裏に暗号があるのもそうだけど、実在する歴史的な物に秘密が隠されているってことが現実と地続きなワクワクを生み出してくれてる。

今作の敵となるウィルキンソンは、前作に比べると学や知性はあまり無い代わりに狡猾で、ずっと利潤の為に動いてるように見えるんだけど、最後の最後で歴史に一家の名を残すということが最大の目的と分かる。それにしてはやり過ぎだし、人任せ過ぎるけどね。

ライリーは相変わらず超優秀。自身がベンの金魚のフンとして扱われることを嘆きながも、それを自分の役割として自嘲気味に受け入れてるのが切なくて、でもそれがライリーの良さでもある。

大統領がめっちゃ気さく。でも実際四六時中ガードが付いて休みなく働く生活してたら、ちょっとした探検はワクワクしちゃうだろうな。
あと、主人公が大義の為にしでかした大事件を、「あれは私を助けようとしてやったことだよな?」的な言い回しで無かったことににしてあげるやつ、映画における味方の大統領の醍醐味だよな。言ってみたいわ。

黄金都市も灯りは油に火!前作もそうだしハムナプトラでもそう!財宝隠す場所の光源は火一択だね!

カーチェイスしながらオービス使って木片の写真撮るのとか、ラジコンヘリで自由の女神のトーチ撮影するとか、バッキンガム宮殿とホワイトハウス潜入するとか、派手なミッションも沢山で、とても面白い作品。
47ページのくだりは絶対3作目への布石だったのになぁ… 今更やってくれないものかね。
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