IT坊や

宇宙戦争のIT坊やのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ作品。
結構なガチホラーSF。原作が古いから、オチには賛否が分かれるだろうけど(あれだけ高度な宇宙人が細菌対策しない訳ない)、絶望が続く緊張感には目を見張るものがあります。

最初の不穏な天気→稲妻→トライポッドの、「何が起きてるか分からない感」は最高だし、その後の人コワも含めた恐怖展開はどれも見事。
娘役の子のパニック具合とか、叫び声とかも良い味だしてますね!

また、映画が細菌に始まり細菌で終わったり、親子のコミュニケーションの取れなさを文字通りキャッチボールで表したり、演出面も中々上手いな〜と思いました。

ポッドや宇宙人のデザインもけっこう好きです。可愛い。あと、「大阪では何体かやったらしい」という台詞が好き。笑

しかしまぁ、トムクルーズのクズ父親っぷりがすごい。子どもの感情表出を脅しで遮るし、ジョークは寒いし、アレルギーすら把握していない。
後半の献身的な姿は映えるのですが、ここまでしなくても良いのでは?とは思ってしまいます。ちょっと不快だし、ここも人によっては評価を落とすポイントかも。
人殺しも、そんなに必要性感じなかったし。

やっぱり歪は歪かな…。
でも、中々スリリングで楽しめる作品に仕上がっていたと思います!
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