ギズモX

宇宙戦争のギズモXのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.6
トムクルーズが主演なのと子供がウザいことを除けばハラハラすること間違いなしの良作。
50年代の名作『宇宙戦争』を現代を舞台にリメイクした、宇宙人が攻めて来たのでトムクルーズが子供を連れて"ひたすら逃げる"ストーリー。
僕が子供の頃はイライラしながら見ていた記憶があり、どちらかと言えば嫌いな方だったけど、今見てみると大分印象が違っていてとても驚いた!

宇宙人が初来襲してくるシーンで電子機器や時計が一切動かなくなったのは原爆みたいだし、トムクルーズが逃げた後、灰に包まれているところは911みたい。
「テロ攻撃?」とか子供が言っちゃう感じとか。
その元凶たるテトラポッドが起動するシーンは神秘的でめっちゃ恐怖を煽られます。

また、ハドソン川を渡る場面や様々な人がテトラポッドに捕まっているところからは、第二次世界大戦時にホロコーストから逃げようとするユダヤ人を表しているようにも見えた。

今見たらこの映画は
『国家クラスの大規模な攻撃に対する恐怖を、一般人の視点から映した作品』
だと思った。
最後に人間は免疫を持つから宇宙人に勝ったというのは、それしか勝つ方法がないからなのかもしれない。 

しかし、こんなにも印象が変わってくるもんなのか。
映画って不思議。
ギズモX

ギズモX