昼行灯

失われた週末の昼行灯のレビュー・感想・評価

失われた週末(1945年製作の映画)
3.5
アルコール依存症を主題にしてよくハリウッド映画作れたなって感じだけど、ビリーワイルダーだからっていうのもあったのかな。ストーリーはワイルダー印のコミカルさだけど(特に前半)音楽がシリアスでコメディではないことへの説得力がある。とはいえ周囲の人間がなんだかんだ支援してくれてるのとアル中患者の描き方がちょっと差別的で現実に訴えかけるようなものではない…あくまでフィクションというか、ハリウッド印。

演出面では始まりと終わり方が対称的なのが収まりがよかった。あと鍵を閉めようとするドンと開けようと急ぐヘレンのクロスカッティングにはハラハラさせられた。それにしても兄は1人で田舎に行ったのであろうか。
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