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暗黒街の巨頭のmichiのレビュー・感想・評価

暗黒街の巨頭(1949年製作の映画)
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連想ゲームをすれば、この邦題に行き着くのかもしれないし、さすがに無理がある気もする。内容は普通に『華麗なるギャツビー』です。
ほんと、どーしようもない話ですよね。その中でどーしようもない部分をかいつまんで見せてきたような作品でした。
「狂乱の20年代」感がよくわからなくて、全体的に地味な印象。舞台がほぼギャツビーの家、トムの家、ウィリアムの家と、その間をつなぐ何もない道路だけだもんな。パーティーもどことなくお上品だし、背景あってこその話だと思うので、狂乱感が全然見えなくて残念。
そして、なんとなくギャツビーよりニックの方が若干オーラがあるように見えてアラン・ラッドがちょっと弱々しく感じた。

事故の瞬間は明らかに作り物なのに、そこだけなぜかやけに怖かったです。
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