ありさ

シカゴのありさのネタバレレビュー・内容・結末

シカゴ(2002年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても有名な作品ですが、お恥ずかしながら「午前十時の映画祭11」にてはじめて視聴しました。

主役であるロキシーとヴェルマは魅力的な女性で、終始魅了されっぱなしでした。
ロキシーは、作中でも言われていた「キュート」という単語がまさにぴったりな、愛嬌があって笑顔がチャーミングな女性。
ヴェルマは素直で媚びない美しさを持つ凛とした「クール」な女性。
そんな二人に共通するのは強かさと図太さ。

二人の次に気になったのは、バレリーナ?のロシア人女性。
彼女は登場人物の中で唯一まともな人格をお持ちな方でしょうか。ただ、序盤あたりの歌「Cell Block Tango」で彼女のパートだけシリアスな悲壮感漂うサウンドになること、また彼女が外国語を話す際に意図的に字幕がついていないとから、彼女の無実さや当時の外国人差別的なものを指していたのかなぁ…と想像してました。

真っ当な人間が報われるとは限らない理不尽さ。それがシカゴという街なのでしょうか。
ありさ

ありさ