タカシサトウ

シカゴのタカシサトウのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
3.8
 話としては、ロキシー(レネー・ゼルウィガー)とヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が、殺人をしてしまうのに、無罪になってしまう、という荒唐無稽なもので、とてもついて行けなかった。それが、現実とショーが入り乱れ、どちらか区別できないような展開。

 でも、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのオール・ザット・ジャズは、本当に素晴らしいし、レネー・ゼルウィガーと二人で歌って踊るシーンもとてもよかった。

 しかし、このミュージカルは、その陪審員裁判での無罪は実話らしく、そういう裁判やそれを騒ぎ立てるマスコミを皮肉るものとして、ボブ・フォッシーがミュージカルにしようとしたらしい。そういうことは、ちょっと、解説を聞かないとまるで分からない。

 初めてではなかったけれど、また観るかも(2023.1.9)。