話としては、ロキシー(レネー・ゼルウィガー)とヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が、殺人をしてしまうのに、無罪になってしまう、という荒唐無稽なもので、とてもついて行けなかった。それが、現実とショーが入り乱れ、どちらか区別できないような展開。
でも、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのオール・ザット・ジャズは、本当に素晴らしいし、レネー・ゼルウィガーと二人で歌って踊るシーンもとてもよかった。
しかし、このミュージカルは、その陪審員裁判での無罪は実話らしく、そういう裁判やそれを騒ぎ立てるマスコミを皮肉るものとして、ボブ・フォッシーがミュージカルにしようとしたらしい。そういうことは、ちょっと、解説を聞かないとまるで分からない。
初めてではなかったけれど、また観るかも(2023.1.9)。