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シカゴのshinoのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
4.4
"この街では、銃弾一発で有名になれる"

私は今、「グレイテスト・ショーマン」が観たくてたまらない…!
レビューが流れるたびに羨ましさに親指をくわえてますが、ここはアフリカの田舎…。諦めて歴代のミュージカル映画をひたすら観てやることにしました!笑

観ていなかったシカゴ。
…超かっこいい…シビれた…!
映画というより、1つのショーを間近で体験させてもらった気分です…!

シカゴのスターを夢見るロキシー(レニー)は、嘘をつかれたことで逆上して不倫相手を射殺。連れてこられた監獄にはロキシーの憧れのダンサーのヴェルマ(キャサリン)も捕られていて…

名声を得てこの街でのぼりつるためなら…男だって殺すし、すべてを犠牲にすることもいとわない…
女の狂気に満ちた美しさ。
犯罪歴をも自分の美点に変えてショーにする彼女たちが、清々しいくらいに真っ黒であざとくてかっこよかった…!

二人を死刑から救うために雇われた、敏腕弁護士役のリチャード・ギアも超セクシー♡
決していい奴ではないんだけど、その才能と懐の深さに溺れたくなります…♡

どの曲もすごくいいんですが…
監獄の女たちが自分の男をどうやって殺めたのか、タンゴのリズムに乗せて歌う「Cell block Tango」が一番のお気に入り!
もう…!すごすぎて…!呼吸とまばたきを忘れるかと思った…!笑
キャサリン・ゼタジョーンズのドスのきいた歌声に鳥肌ぞわぞわで…怖いくらい綺麗な顔面と、全身からこれでもかと放たれるパワーに釘付けでした…!
アカデミー賞3つ分くらいあげたい。笑

ミュージカル映画にありがちな、登場人物が突然歌い出す〜♪という作りは少し苦手なんだけど…
本作は主人公のロキシーの妄想の中で起こっている、言わば脳内ミュージカルなのですんなり自然に入ってきました。
女たちのブラックな魅力にどっぷり酔いしれる2時間です。

ぽっちゃりなイメージしかなかったレニー・ゼルウィガーが激痩せしてロキシーを熱演。
トレードマークの金髪がとっても似合ってます♡
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