マオニー

グランド・ホテルのマオニーのレビュー・感想・評価

グランド・ホテル(1932年製作の映画)
3.9
ジョンバリモア、色気あるなぁ。とてもこうはなれないけど、男として憧れる。彼の気遣いや優しさも手伝って、後ろ姿だけでもシビれてしまった。悪人になりきれない悪人、結局は悪人なのにどこか惹かれるよね。
グレタガルボ、ジョーンクロフォードも美しかった。それぞれ役柄に合った豊かな女性を演じていた。
クリンゲライン役のライオネルバリモアは顔は知っていたけど、ジョンバリモアのお兄ちゃんだったのだと今作で知った。良い関係だったな。「素晴らしき哉、人生」では嫌いな役だったけど、可愛いおじちゃん役もいいね!
本作は、映画、演劇で用いられる"グランド・ホテル形式"の由来なのだそう。それほどこの雛型を広めるきっかけになったんだろうな。
キャスト、手法など映画史に於いて歴史的価値があると思う。オススメです。


※以下Wikipedia引用

グランド・ホテル形式(グランド・ホテルけいしき)は、映画や小説、演劇などで、ホテルのようなあるひとつの場所を舞台に、特定の主人公を設けず、そこに集う複数の登場人物の人間ドラマを並行して描く物語の手法である。
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