アカデミー賞を遡る会
第5回は1932年『グランド・ホテル』🏨
群像劇好きの感想としては、これぞ原点にして頂点!
登場人物が社会の縮図のようで人選の妙を感じたし、立場と価値観の違いが事件を生むのもサスペンスの王道で最高でした。
きっちりしたカメラワーク含め演劇のようだった。
たまたま同じホテルに居合わせた人たちの群像劇をこの映画のタイトルになぞらえて、グランド・ホテル型と呼ぶらしいんだけど、演劇では群像劇がいちジャンルとして確立していただろう背景を考えると、そりゃ映画の群像劇も流行るよなぁと思いました。