貴婦人修行

涙の船唄の貴婦人修行のレビュー・感想・評価

涙の船唄(1920年製作の映画)
3.8
F・A・ターナーが孤児にリスを彫ってあげるショットがクローズアップってより主観なのが情感籠っていてグッとくる。その木彫りがヴィダーらしく群衆に披露されるので(映画のテンションとまるっきり違うのだが)ぶち上っちゃった。
ラストに唐突に現れる視線が逸らされるまでを収めているのも、船内にあった関係を思い起こさせてくれて良い。