溜まったレビューを記録の為連投します。
スルーしてください🙇
『清作の妻』に続いて増村保造監督、若尾文子主演作品。
これまたホラーだ!
火サス的な事件、なんともいや~な後味…
ラスト婚約者の言葉がなんとも刺さる。
本気で人を愛する事は狂気と表裏一体。
時代背景こそ違えど、『清作の妻』に通じる女の執念と情念を感じる作品だった。
ただ、共感は出ないなぁ…
饐えた匂いが漂って来そうなエロおやじ感満載の小沢栄太郎が見事にハマってる。
そして美男子でいて、どこかピリッとしない優男、川口浩が最後にはとてつもなく情けない男に見えると言う、これまたハマり役。
引き換え若尾文子の人を愛することへの貪欲さに頭が下がる。したたかさ、ファム・ファタールぶりもここまで来ると潔い!
ほんとにこう言う役が良く似合うなぁ…
芯の強い狂気を孕んだ演技が見事!怖い!
もはや、単なるしとやかな美人として見れない。今後ファム・ファタールフィルターを取り除いてあやや作品を観れる気がしない。笑