「別れる決心」の参考映画として見た。
めちゃくちゃいらいらした。
特に男たち。独占欲とプライドばっかで、全然愛がないわ。
終盤の若尾文子がメンヘラで怖い？
終盤どころか最初っからメンヘラだったし、そうならせたのは年老いた色狂いの夫で、メンヘラだからこそ独占欲を掻き立てられたのが愛人の男でしょう。
「可哀想な人だ。あの人は俺がいないと生きられない」とか抜かして婚約者を振ったんだから、若尾文子がどんな人間か分かっていたのに、都合が悪くなると「裏切られた」なんて言い訳でしかない。
愛人の男、テメーこそ人殺しなんだから一生背負って生きやがれ。
「人を殺したものに人を愛せるのだろうか」って、清廉潔白みたいな顔して自分が言ったんだからな。
一生家族を作らずに孤独に死ね。
婚約者の女が最後にまとめて糾弾してくれたのは、やっと少しスッとした。
「もうお目にかからないわ」って、カッコいい。痺れる。
でもあの愛人の男、結局また綺麗な言い訳をしてそこそこ普通の家庭人になるんだろうな…。なんか神妙な顔してるけど、自分がしたことを理解してないもん絶対。
