kazマックスグローバーレッド

リメインズ 美しき勇者たちのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.5
千葉真一初監督作品。北海道で大正時代に実際に起きた苫前の三毛別羆事件をベースにした、菅原文太率いるマタギ五人衆の若頭 真田広之と人食い熊アカマダラに家族を殺された少女ユキの復讐劇。

回想シーンに約1時間かけて最後は雪山で、布ビキニのセクシーコスチュームでアカマダラを迎え撃つユキ。百歩譲ってビキニはよしとしよう、たけどそんなハイレグにしなくてもいいでしょうに、カゼひいちゃうよ。マタギエクスプロイテーション映画になってます。鉱山発破の名目でストーリーには関係のない爆破シーンも取り入れて、さすがは千葉ちゃん演出。

サックスにシンセサイザー音楽とマタギとは真逆イメージのBGMが流れて五人衆が熊狩り。マタギのイメージビデオっぽい。音楽監督は真田広之で主題歌の作詞作曲だって担当している意外な才能。


三毛別羆事件跡地には数年前に行った事がありまして、テニスコート1面ぐらいの空き地の周りに何件かの家が復元されていて、「ガォーー!!」と今にも襲って来そうな熊のオブジェがありました。事件跡地に着く迄の道中に何件か民家があったけど「私有地につき立ち入り禁止!」「入ったら罰金100万円もらう!」「入ったら殺す!」と書かれて手作り立て看板が沢山あってそっちのほうが怖かったです。