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リメインズ 美しき勇者たちのssr701のレビュー・感想・評価

2.6
10月20日は山口智子さんのお誕生日です!
おめでとうございまーす!
お祝いの意味も込めまして
高部知子が出ている作品を見てみます(無関係)

千葉真一監督作品で真田広之主演!
これは間違いないでしょう
ワックワクで視聴開始!

(ネタバレあり&徒労感ありです)


北海道の三毛別(さんけべつ)で起きた
ヒグマによる獣害事件を元にした作品です
本物のヒグマが走り回るのでちょっと迫力があります
さすがにここぞという時は着ぐるみになって
かわいいクマさんが残酷なことをするので
なんとも複雑な気分になりますけどね

真田広之たちマタギが
猟銃を撃ったり構えたりして颯爽と登場!
菅原文太だけは銃は構えず険しい表情で
最後に普通に登場するのですが
誰よりもかっこよくてなんだかずるいです
これがスタアのオーラってやつか…
そりゃ誰もが憧れるわけです

マタギたちは無能警察と違って
二手に分かれての行動をとってなかなか慎重ですね!
これを見て見習ってもらいたいところです

しかしヒグマもかしこいのですね
川に入って匂いを消すなんて!
それに足跡をまた踏みなおして後ろ歩きで戻って
足跡のつかない場所まで跳躍するとか!
(ジョジョの第4部にも出てきた
「バックトラック」ですね
ここでは「戻り足」と呼ばれてました)

さてそのヒグマとの闘いが始まるかと思ったら意外な展開に…
若い女性が猟銃を持って現れたのです
女性は危険だからと引き留めようとしますが
JACの猛者どもを撒いて素早いアクションで逃げてしまいます

真田広之が何とか追いつきますが
揉み合いとなって(いやらしい意味ではありません)
真田広之にケガを負わせてしまい
泣き叫びながら去っていくのでした
騒いだり血を流させたり…
ヒグマが寄ってきそうな気がします
迷惑だなあ…

さらにこの娘は密猟を行ってたらしく
逃げるときに県会議員(長門裕之)にも
ケガを負わせてしまったとのことで
村に警察がやってきて騒動に…
やっぱり迷惑だなあ…

このとき警察は馬に乗ってやってきたのですが
どうもひとりが馬を上手に乗りこなせてない気がします
馬をおとなしくできてないので
しゃべってる途中で画面から消えてしまうことになるのです
ちょっと気になりました

さ~て続いての娘の迷惑行為は?
崖からの滑落事故です…
ほんと迷惑だなあ…
連れてたワンちゃんが知らせてくれて
真田広之が助けに向かいます!
途中で岩が崩れて真田広之も
大ケガをするところでした…

そしてやむなく!致し方なく!
山小屋でふたりっきりで過ごすことに!
突然の嵐だし山を下りるわけにはいかないのです!
気分やら何やらが盛り上がってきました!

そこへクマさん登場!
なんか娘の迷惑行為でゴタゴタしててちょっと忘れてました…
めっちゃ着ぐるみのクマさんです
特撮モノの怪人みたいな動きです
真田広之をぶっ飛ばして
娘に襲い掛かってのしかかります!
…が夢でした~(ギャフン!)
でもホッとしたのも束の間で
娘はケガをしたまま黙って山小屋から去っていたのでした…
とにかく迷惑だなあ…

もうひとつすっかり忘れてましたが
開始20分頃から長い長い
回想シーンだったのでした
50分くらいあります
テロップがデカデカと出て
そういやそうだったなと気づかされます

ヒグマは女しか襲わないということで
女子供はすべて避難を終えたのですが
その村に娘はこっそり忍び込んでたのでした…
またまた迷惑だなあ…

で「おれは男だ!男になったんだ!」
とか言ってたくせに(←髪を切った程度で)
真田広之の肩にしなだれかかるんですよ!
そのままチュッチュするかと思いきや
ヒグマ襲来の騒ぎで寸止めとなるのでした…

さあ最終決戦!
5人のマタギがそれぞれ単独行動で
ヒグマを待ち受けるという危険な賭けに出ます
真田広之だけが
女性の着物を周りに吊り下げたりして
その匂いでヒグマを呼び寄せるという作戦を取るのが謎でした
着物はたくさんあるのに独り占めなのです
みんなに分けてやればいいのに…

その作戦が実ってヒグマがやって来た!
と思ったら迷惑娘なのでした(ギャフン!)
…ウロウロしないでほしいです

当然真田広之に「帰れ!」と怒鳴られますが
「本物の女をおとりにしたほうが効き目がある」とか言って
雪が降る季節にも関わらず
露出度の高い服装になります
「男だ!」とか言ってたくせにオパーイは守ってます
…もういいから帰れよと思います(あくまで安全面からの忠告)

すると効果てきめん!
早速クマさん襲来です!
仕方なく共闘となりますが
娘は真田広之と同じ方向ばかり向いています
ここは背中合わせで行動してほしいものです…

で不用意に離れて
着物を吊り下げた壁を背中にしていたところを
迷惑娘はクマさんにつかまれてしまうのでした…

あ ほ か ! ! !
銃を持って部屋の真ん中から離れるなや!
また迷惑かけとるがな!
ケガをしたもののかろうじて逃げ切った迷惑娘は
ようやく背中合わせで行動します!
痛い目にあってようやく学習したのでしょう!
…と思ったらたったの3秒間だけでした
死にたいのかな?

まあクマさんはかしこいので
屋根をブチ壊して落下してくるという
恐ろしい戦法をとってくるんですけどね…
それでもなんやかんで(めんどい)
何とかふたりは勝利するのでした
(娘の貢献度はゼロでした)

とにかく娘が迷惑かけっぱなしなんですよ
「くたびれたよ…」とか言ってたけど
お前が周りをくたびれさせすぎやろと思いました

そして最後はそれで終わりかいな!という感じで
終わってしまうのでした…

うーん…
銅山掘削のための爆発に巻き込まれるという
仮面ライダーV3並みの命がけのアクションもありますが
なんか思ったよりも派手なシーンがありませんでしたね
JAC20周年記念作品というのにちょっと肩透かしです


そしてマタギのことを「時代おくれ」と
言われてしまったことに対して
菅原文太が「時代はパーシャル!」と言ってくれないので
さみしくなってしまう作品なのでした(言うわけないやろ!)


余談
千葉真一は出演はしていないのか…
実はクマさん役でした!
とエンディングで明かして着ぐるみの頭を外して
にっこり微笑むエンディングなら5.0点だったのに…
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