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アララトの聖母のaaaakikoのレビュー・感想・評価

アララトの聖母(2002年製作の映画)
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1915年のアルメニア人虐殺を題材にした作品でした。
舞台は現代で、虐殺を生き延びた画家ゴーキーを研究する女性とその息子ラフィ、虐殺を描いた映画を撮影している監督や俳優など、さまざまな人々の人間関係が絡みます。

最初、この現代パート必要かしら?と思って見ていたのですが、だんだんと現代のドラマがおもしろくなってきて、過去の悲劇を今語ったり演じたりする行為についても考えさせられました。
何といってもラフィと税関の職員(クリストファー・プラマー)の対話が良かったです。
残虐なシーンはそう多くはなかったですが、女性たちへの暴力のシーンがいくつか描かれていて、つらかったです。
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