シネフィルmonk

暁の出撃のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

暁の出撃(1970年製作の映画)
3.2
第二次大戦でイギリスからフランスに兵士の慰問演奏に渡った歌姫リリーが実は敵国ドイツのスパイで、連合軍の主力アメリカの空軍リーダーのララビー少佐(ロック・ハドソン)に近づき、軍事秘密を得ようとするロマンティック・サスペンスをミュージカル仕立てにした作品。

飛行隊の戦闘シーンや戦争の裏側のスパイ活動とミュージカル要素、恋愛とコメディの多くの要素を盛り込んだものの興行的には失敗。しかしカルト的な人気は高いようで近年、「甦る映画遺産」シリーズで復刻されたので購入しました📮。

この映画を機に監督のブレイク・エドワーズ監督、主演のジュリー・アンドリュースが結婚することになったそうで、ストーリーそのものよりヘンリー・マンシーニのロマンティックな音楽、作詞ジョニー・マーサーによる主題歌"Whistling Away the Dark"(暗闇にさようなら)など楽曲の素晴らしさのほうが印象に残る作品でした。
シネフィルmonk

シネフィルmonk