アップが連続してショットの切り替えも独特なテンポなので面食らったが、2日に分けてみたら2日目は慣れて楽しめた。
クラブのシーンが映像的に秀逸で、パフォーミングアートをこんなふうに撮れたらたのしいだろなぁと感嘆した。
常に次の瞬間画面に映る人から何が出てくるかわからない恐ろしさが積み重なっていて、全体の物語の相似形がミクロに繰り返される、そんな強さがある芝居と作劇だと感じた。
後半の展開はほんと痺れるし、人の関係の粘り気の凝縮にやられた。
濱口竜介はカサヴェテスが好きとのことで、ハッピーアワーの元ネタの一つだろうなと。
結婚なんかするもんじゃねぇという気になる映画をもっと観たいという気持ち(ライムスター歌丸さんのいう「中年夫婦倦怠もの」というか)