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フェイシズのyzのレビュー・感想・評価

フェイシズ(1968年製作の映画)
3.5
構造(やりたいこと)と撮影は良いとは思うがほぼ会話でこの尺は正直しんどい。
それぞれが出会った場所で会話を重ね続けるのを顔面の接写多めで見せることはその人たちに生まれる心の変化を丁寧に見せることだし、会話に拘りまくるのは逆に身体表現について考えたくもなるから良い。多分カサヴェテス作品で重要なのはこの複数で人が言語的、非言語的に「対話」をすることとそこで生まれる均衡。終盤にあった「周囲に壁を立ててロボットみたいになる」的 な趣向の台詞が現代を予見しているようで凄まじい。
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