中年夫婦の危機に関する映画、あるいはとっくに青春が終わった人々の悲哀に関する映画ではあるのだが、あくまでその方向性を決定づけるのはラストシーンの階段であって、劇中で長い時間を割いて描かれていたのは複…
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しょーもないおっさん&おばはんのハイテンション・ザ・ベストテン、しんどすぎ。『ハズバンズ』の嫌さと地続きだが、酒場の激詰めカラオケみたいな「嫌だけど映像としては凄いことが起きてる」っていうシーンすら…
>>続きを読む約30年ぶりの再見。ラストの階段のシーンしか覚えておらず。初見の時にも感じたが、カサヴェテス作品の中で最もとっつきにくい印象。劇中フェリーニの「甘い生活」に言及しているシーンがあるが、本作は言うなれ…
>>続きを読むカサヴェテスが“インディペンデント映画の父”と呼ばれる由縁とでも言うべき作品。
観る前はマーレイとローランズが夫婦役かと勘違いしてたけど、ローランズは娼婦で、妻役がカーリンなのね。
この映画の製作背…
面白過ぎて、残りのジョン・カサヴェテス特集でやる作品をすべて見ようと決意。
生々しく人間を映すのだけれど、決して意地悪だったり冷笑的なのではない。彼、彼女らの行動をジャッジメントしない。ただ感情が伝…
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オープニングシークエンス
始まりから、人物の顔アップで、画が紡がれていく。
話す人ごとにカットが変わるもんだから、
とてもテンポが早く感じて、心を突かれたようにそのスピード感に追いつこうとし、飽き…
(C)1968 JOHN CASSAVETES