散々ダラダラ面白くない会話と顔のアップを見せられ続け、つまらないし話にも入れない飲み会みたいな居心地の悪さを追体験させられてるかと思いきや、結局やりたいのは最後の階段での引きのショットと最低限の会話…
>>続きを読むジョン・カサヴェテス監督の4作目。
インディー、メジャーメジャーときてこちらはまた自主制作。
カサヴェテスの作品観るのも5本目。
撮り方やセリフに監督の人生を感じ過ぎちゃって、もはや作品を観てると…
笑いと静寂の緩急はインパクトがあるし、やはり何よりも顔のアップが多くて、心情がリアルに伝わってきた。基本、中年が酔っ払って感情的になっているんだけど、老い、女性蔑視、不機嫌、苦しみ、親しさ、気まずさ…
>>続きを読む監督が自宅を抵当に入れて撮ったらしいけど、その低予算ゆえか俳優陣の演技にすべてを賭けて、それがバチッとハマっている感じ。
薄っぺらい酔っ払いトークの中、誰かの一言で急に酔いがさめる感じ、ふと真顔にな…
『ジョン・カサヴェテスの映画を見てしまった人生と
見なかった人生
幸福なのはどちらか わからない
しかし見たことを後悔した日は一日たりともない
濱口竜介(映画監督)』
このカッケーコピーに乗せられ…
登場人物が皆惨めでめちゃくちゃよかった。酔っ払い達の何の意味も持たない会話や宴のシーンが延々と続き、見てる最中はこりゃ大丈夫か?と思ってたけど全てを観るとあのシーンの重要さがわかる。
一見不自由ない…
(C)1968 JOHN CASSAVETES