躁鬱の一夜と、翌朝の不可逆な行ったり来たり。生々しさがたまらない。
まずこれが1968年作※ということが驚き。
(前作「アメリカの影」がさらに約10年前ということにも驚くけれど)
※ 2001…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/10/01
興奮した表情のクローズアップによって、ピンと張った何かが切れる予兆が続くのは、他のカサヴェテス作品でも同様。今回はそれが中年夫婦の離婚の危機というプ…
アメリカ映画はカサヴェテス監督登場以前と以後に分けられる。
カサヴェテスは、映画を自由にしたといっても過言ではないだろう。
本作は、インディペンデント映画の最重要な一本である。
p.s.
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何をそんなに笑っているんだ、君たちはとか酔っ払いの醜態を見ているのきついなと思ってたけど、映画自体がつまらないとかじゃなくて、登場人物みんな人生に疲れてたり、無理にテンション上げて元気に振る舞お…
>>続きを読む日常ありがちなストーリーを扱いながらも、含蓄が膨らんでいく対話、そのための演劇的なカメラワーク、荒っぽいモノクローム画面など、実験的な手法を凝らすことで、平凡なプロットが平凡ではなくなっている。裕福…
>>続きを読むよく笑う映画だな。何が面白くて笑ってんのか分からんが(作品がつまらないという意味ではなく)
階段のシーンの雰囲気から、この夫婦はこのままダラダラと何も変わらなそうだなと感じた。
毎度カサヴェテスは想…
倦怠期夫婦の決定的な溝を階段の高低差で明確に描いたロングシーンが強烈だった、夫婦の距離感が凝縮された素晴らしい名シーンだと思う。退屈な会話、虚飾に満ちた高笑いの裏にある差別的な本音。ジョン・カサヴェ…
>>続きを読むジョン・カサヴェテス1作目
熟年夫婦の悩みと欲が描かれてる
緊張感がある会話のラリーがずっと続いていて面白く、最後まで飽きなかった
本気で言ってるのか冗談なのか分からなくて、本心を見せないスリリング…
(C)1968 JOHN CASSAVETES