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パラダイス・アレイ
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『パラダイス・アレイ』に投稿された感想・評価

「ロッキー」の大成功で、勢いに乗るシルヴェスター・スタローンが自身初の監督の他、脚本・主演も務めたこの映画、公開前から見るのを楽しみに待ち焦がれた。

脚本は、彼がロッキーで成功する前に既に書き上げていたもので、荒んだ暮らしをしていた本人の青春時代も反映されている。

舞台は、第二次世界大戦直後のNYヘルズ・キッチン。スラム街に住むイタリア系三兄弟の次男コスモ(スタローン)が考えるのは金儲けの事ばかり。何をやっても上手くいかず、長男には真面目に働けと言われ、好きな女性には相手にされない。そんな時、ナイトバーでやっている賭けレスリングに力自慢の弟を出し、一攫千金を狙おうとするのだが…。

この映画を楽しみにしていたのは、スタローンの次回作という以外に、もう一つ大きな理由があった。当時、日本でも絶大な人気を誇ったプロレスラー〝ザ・ファンクス〟の弟テリー・ファンクが映画に出演しているとの情報を事前に掴んだからだ😊

当時のテリー・ファンクの人気を知っている人は、私と同年代か少し上の60代の人になるので、ピンとこない人の方が多いと思うが、とにかく凄い人気だったのだ😅

兄弟の絆を丁寧に描いてはいるが、残念ながら名作「ロッキー」とは比べてしまうと感動する場面も少なく。肝心のスタローンに至っては、アクションシーンもなく。これと言った見せ場も無かった😢

ただ、敵役を演じたテリー・ファンクは、スタローンに気に入られたのか、後に「オーバー・ザ・トップ」にも、ボディーガード役でちゃっかり出演している😅

映画作家として認められたいスタローンが自信を持って臨んだ作品であったが、世間が彼に求めたものは、これではなかったということか。

この後スタローンは社会派ドラマ「フィスト」を挟んで、いよいよ世間が待ちに待ったあの映画の続編へと続いていく。
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
1946年。ニューヨークの片隅にヘルズ・キッチンと呼ばれるスラム街があった。地獄の台所という名の通り、貧しい移民たちがそこでは生存競争に明け暮れていた。そのうちの1人、イタリア移民の子、コスモ(シルヴェスター・スタローン)は、このヘルズ・キッチンで生まれ、成長し、弟のビクター(リー・カナリート)や、兄のレニー(アーマンド・アサンテ)と、貧しいながらもなんとか生活していた。レニーは3兄弟の中で1番頭もよく、将来性のある青年だったが、戦争で片脚を痛め、今は葬儀屋の助手をしていた。コスモは、ダンスホールで働くアニー(アン・アーチャー)をくどき続けているが、返事はいつもそっけなかった。ある酒場で顔を合わせた3人兄弟は、金儲けの話しをしていて、ちょうど居合わせた酒場の亭主のスティッチ(ケヴィン・コンウェイ)とその子分のフランキー(テリー・ファンク)らと、ある賭けをすることになる。それは、兄弟の中で1番腕っぷしの強いビクターとフランキーに腕ずもうをさせようというものだった。結果はビクターの勝利でフランキーのもっていたペット・モンキーを手に入れるが、このことで兄弟はスティッチの深い恨みをかうことになる。ヘルズ・ギッチンでも、最もガラの悪いナイトクラブパラダイス・アレイでは、フロア・ショウという呼びもののレスリングが行なわれていて、大男のビッグ・グローリー(フランク・マクレー)が100ドルの賭金で客の挑戦に応じていた。コスモに連れ出されたビクターはキッド・サラミと名乗ってリングに上がり、見事初試合でグローリーを倒し100ドルを手にした。そこでビクターは、本格的にレスリングのトレーニングを開始した。クリスマスが近づいた頃、レニーは1000ドルという賭金でビクター対フランキーの試合をセット・アップし、それが評判をよび、試合の行なわれる日、パラダイス・アレイはかけつけた客で熱気にむせかえった。いよいよ試合開始、実に23ラウンドに渡る死闘の結果、遂にビクターがダウンするが、判定に文句をつけたコスモに襲いかかったフランキーの態度を見て、ダウンしかけたビクターが起き上がり、フランキーの巨体を観容席に投け込んだ。勝った!リングの上で抱きあった3人の兄弟に観客の声援はいつまでも続くのだった。
シルヴェスター・スタローンが、初監督したヒューマンアクション映画。
監督、脚本に専念するため口の達者な次男コスモを演じているが、スタローンの憎めない如才の無いキャラクターも珍しくハマっているし、真面目なレニーと力自慢のビクターと小利口なコスモ三兄弟の葛藤と強い絆を軸に、がむしゃらに成功を求めて突っ走る青春群像劇が爽やかで、テリー・ファンク指導によるプロレスシーンも迫力があり、洗練されてはないけどスタローンの演出の冴えの原石を目撃出来るスタローン初監督作。
おけい

おけいの感想・評価

4.0
スタローンの記念すべき初監督作品であり、脚本と主演もこなした『ロッキー』から2年後の作品である。ただしこの『パラダイスアレイ』の脚本は『ロッキー』よりも前に書かれたものである。

ジャケ写のスタローンがカッコイイ。

ニューヨークのスラム街でイタリア系の3兄弟が貧しい環境から這いあがろうとする物語。スタローンの境遇と一緒なので、恐らく本人の経験と重なる部分も多いのでは?と想像してしまう。

スタローンは次男のお調子者の役で冗談ばかり言って女性を口説こうとする所が、『ロッキー』『フィスト』と一緒で…🤣初期の3作品でこうも続くと、この口説き方はスタローン自身の女性の口説き方なのでは⁉️と疑ってしまう。

腕っぷしが良くガタイのいい弟ヴィクター(リーカナリート)にレスリングをさせて賞金稼ぎを目論むコスモ(スタローン)。しかし戦争で障害を負った兄レニー(アーマンドアサンテ)はあまり乗り気ではなく、賛成しない。

なのにどんどん逆転していくコスモとレニー。コスモは弟の身体のことが心配でレスリングを辞めさせようとし、レニーは金の亡者になっていく。女性問題もあってコスモとレニーはどんどん仲違いしていくが、気持ちの優しいヴィクターが兄弟仲良くしてほしいから、レスリング頑張っちゃうっていう…何とも健気な弟にワタクシは100点あげたい。

本作は、どの俳優もマジでいい感じにハマってて好き。誰が選んだ配役か(監督だからスタローンかな?)弟役も兄役もキャラ立ちしてる。ロッキーでもヤクザ役で出演してたジョースピネルに悪役のケビィンコンウェイも良い。そしてトムウェイツの映画初出演作品でもあり、極め付けはスタローンがお世辞にも上手いとは言えない主題歌を披露している貴重な映画である。

兄の恋人役(アンアーチャー)の気だるさにコスモ(スタローン)に片想いしてる娼婦のストレートな愛情表現も凄くいい💕このラブシーンがなかなかキュンキュンきまして…フォロワーさんの死ぬ前に観たいラブシーンコレクションなるものに感化されワタクシも本作のラブシーンを自分のコレクションに加えたいと思います🤣もちろん一番はロッキーのラブシーンだけどね❤️

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