YokoGoto

ニュー・シネマ・パラダイスのYokoGotoのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度観ても良い映画。デジタルリマスター版で観直した。昔から映画とはいわゆる娯楽。人々は現実とは違う世界に感情移入し、喜び、怒り、泣き、感情を震わせる。でも、生身の人間の人生は決して映画ではない。都合の悪い部分をカットして、良い部分だけを繋ぎなおすことはできない。それを見透かすように、少年トトの背中を押した、友達のような父親のようなアルフレード。アルフレードの真意を考えると、「トト、自分のすることを愛しなさい。あの映写室の頃のように。」という台詞に泣かされる。
映画本編は、少年トトの演技があって始めて感情移入できる。大人になったトトも、少年時代の子役の面影を思わせる俳優さんを起用したのは素晴らしい。
シナリオも役者も全て素晴らしい映画でいうことなし。
YokoGoto

YokoGoto