このレビューはネタバレを含みます
【鑑賞1度目🎬】
先頭に「1度目」と付けている事で察しがつくかと思うが、何度も見てやるのだ。歳を取るごとに、あるいはより頻繁に。
これは出会ってしまったぞという感じだな。最強のスルメ映画。人生のすべてに対する答えが詰まっていた気がした。
2回目以降がより輝く映画だと判断力した為、より正確に分析できる2回目の感想をここに書いたほうがいいのか。と考えたが、ウブで新鮮な1度目の粗い感想にもまた価値があると考え、このような形で残すことにした次第である。
正直人と駄べりながらみたこともあり、とても細かい伏線回収などにはまだ気づけていないと思うが、非常に良かった。
最後のキスシーンだけをつなげたフィルムがながれるところ。誰が考えたんだあんなエンディング。やすやすこの言葉を使うのは好きではないが、神がかっていたと言える。
窓の外で待つ兵士の話
アルフレートの戻ってくるなの話
母の大きすぎる愛に、30年経ってようやくきづいた話
朽ちた映画館に、すっかり白髪になった状態で入っていく描写
癖が強いが、映画館を心の底から愛していた人たち
俺の広場だと聞かないおじさん
気絶するほど喜んでいたサッカーの当選券をみんなのために売ったおじさん
セリフ丸暗記おじさん
あの映画館で結ばれたカップル
こんなに愛の溢れた映画は久しぶりに巡り合った
旅立てというアルフレートの話からは、スタンド・バイ・ミーを感じた。
「たった数日の旅なのに、街が小さくちっぽけに見えた」
人生とは短く、意外にも単純なものなのかもしれない。環境や得た知識知見により、全くの別物になるのだ。できるだけ広い視野を持って生きていきたいと思った。
ひとつだけ苦手だったのは、エレナと不倫したことであろう。話してハグだけにすればよかったのに。あれは引いた。
さて、いつになるかわからないが、2回目以降の感想がどういったものになるか非常に楽しみである。改めて、映画を好きでよかったと思えた素晴らしい作品でした。
FINE