アーモンドフィッシュ

ニュー・シネマ・パラダイスのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

4.9
Filmarksのレビュー200本目は超名作にしようと決めていました。ってなわけで、私、U-NEXTで「ニュー・シネマ・パラダイスの完全版」の見放題を見ようと思いましたが、知り合いから「絶対に」っていう圧力みたいなもんで、劇場公開版を最初に見るよう強く勧められちゃいました。仕方なく、3月のはじめごろにアマプラでレンタルしたわけです。で、いざ再生ボタンをポチっとなってした瞬間、急に寒気が...それに関節痛が...そう、なんという運命か、コロナにやられちゃったんですよ。アマプラってのはね、一度再生したら48時間で見なきゃいけないルールがあって。でも、熱が高くて、結局見ることなく時間切れ。

あぁ、なんてことでしょう。

でもね、この映画、2度レンタルしたって全然損じゃないと思いました。それくらい名作だったってことです。ストーリーは、老映写技師と映画好きの少年トトとの交流の話なんだけど、映画好きにはたまらない、ちょっと計算されつくした感じもするけど、それがいいのよね(笑)そしてなんといっても、エンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしい!私、これまで「アンタッチャブル」のテーマ曲くらいしか知らなくて、それがモリコーネの最高傑作だと思ってました。でもね、この映画の愛のテーマを聞いて、心変わりしそう。彼の音楽って本当にいいわ~。ジョン・ウィリアムズが「スターウォーズ」や「E.T.」、「ジョーズ」で映画のレベルを上げたみたいに、「ニュー・シネマ・パラダイス」もモリコーネのおかげで超名作になってると思います。

ノスタルジックな面で、心に深く訴えかける作品ですね。これは、子どもの頃や若い頃に見てもピンとこないかもしれません。今見れて良かった。そう思う次第です

トト役の俳優さんたち、みんな素晴らしいのよね。特に子供のトトが、その愛くるしい感じがとても良くて、青年トトは恋に悩む姿がすごくいい。中年トトは出番は少ないけど、有名な最後のシーンですべてをかっさらういい演技です。

正直、5点満点をつけたい気持ちはあるんだけど、昨日今日見たばかりで5点ってのもなんだかなぁって感じですねので、だから、4.9点でいこうと思います。

次はなぜか私の知り合いたちから評判の悪い完全版を見ようと思ってます。今回に何かを足して評判が悪くなるということはストーリー的には大体予想つくけどね。