さわの

ニュー・シネマ・パラダイスのさわののネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大人になってから初めて観た時にあまりにも感動した思い出があり、しかも35mmフィルム上映と聞いて再び観ることにしました。ノスタルジーに浸ってちゃいけないと田舎から送り出される話、ではないが、スクリーンに映し出される年季の入ったフィルムノイズとスピーカーから流れるノイズ交じりの音声で観ることに殊更ノスタルジーを感じてしまっているのも事実であります。いやしかしフィルムで観るのいいよね……映画の中でもフィルムで観てる、映画を観る人と映し出す人の映画を自分がフィルムで観ているっていうのに良さを感じちゃいますよね。
隙あらば自分語りをしてしまうのだが、実家を離れて田舎から出てきちゃっているともう地元に戻ったときの町の感覚とか親と話すとかのシーン、映画じゃ本筋ではない所だし地元イタリアでもないけど身につまされちゃうところです。知り合いでもないが地元に小さい映画館あるしな。
父親(代わり)であり兄であり友達であり師匠でもある、あるいはなってくれた、おじさんがめっちゃ良い、というかああいうおじさんなりたかったナァ…50リラをこそっと出したりウインクが似合う感じに……などと思ったりする味があります。
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