まろ

ニュー・シネマ・パラダイスのまろのレビュー・感想・評価

5.0
素晴らしい作品だった。最後のシーンでは言わずもがな嗚咽したし各所で泣けた、あの音楽がまたノスタルジックでよかった。トトとアルフレードの関係性が尊かった。トトとエレナの恋が甘酸っぱくて儚かった。1度村に帰ってきたときパラダイスの映写室に違う男が立っていて引き返すところ、海辺での会話しているところ、汽車に乗るトトをアルフレードと家族が送り出すところ、廃墟化したパラダイスに落ちてるライオンの造形、パラダイスの解体、アルフレードからトトへの形見のフィルム。各所に愛と郷愁が溢れていて胸を打った。アルフレードが望む人物像にトトはなれたのだろうか。幼少期のトトの周りの描写は最初は何が伝えたいんだろう?と思っていたが、トトが成長していくにつれてとりとめない幼少期の日常が美しいものとして映った。
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