まな

ニュー・シネマ・パラダイスのまなのレビュー・感想・評価

4.8
映像も音楽もストーリーも本当に美しい映画。大画面で観てよかった。レトロな感じも今じゃ見れないし。

親や学校以外の関わりを通して、小さい子どもが映画に夢中になる日常を過ごして成長していく。
仕方なくやっていた仕事も興味を持ってくれたトトに出会ったことで、アルフレードにとってもトトはかけがえのない出逢いだったのかな。この年の離れた友情も美しい。

時代と共に映画の作風や見方も変わってきて、トトもいろんな経験をして成長していく。どんどんかっこよくなっていくの良い。

アルフレードは大人になっていくトトのために、もっと広い世界を見てほしいと思って、敢えて街から離れさせたのは、心がキュッとなった。
幸せな子ども時代はいつかは終わり、ノスタルジーとなっていく。いつまでも続くわけじゃない。広い世界を見て、前を向け、と伝えられてるような気がした。

映画を通してトトの長い半生が見れるのも良い。

もう一言には言えない。理由はいらない。何故この映画が沢山の人の心を動かすのかは見れば分かる。

メインテーマの音楽ほんとズルい、泣かせにかかってくる。
まな

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