プニプニ拳

ニュー・シネマ・パラダイスのプニプニ拳のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

帰省したときに母に「そんなに帰っこなくていい」と言われたことに傷ついてお風呂でメソメソしたことがあるので、「帰ってくるな」の発言にこういう愛のパターンもあるんだな…と思ったら胸がぐ〜っとなって泣きました(映画と現実の文脈は全く違いますが...)
なんやかんやで帰省する度に郷愁を感じて情緒が揺れ動いてしまいますが、あの場所にあるのは「まぼろし」ということが胸にぐっさりと刺さりました でも「まぼろし」だけど思い出はわたしのすぐ側に消えることなく存在するので、刺さりつつも「まぼろし」だという言葉で完全な否定はできないのが難しいところ おばあちゃんが幼稚園まで送ってくれるときに川が見えるコンクリートの段差みたいなところに一緒に座って絵本を読んでくれたことや、プロジェクターの光で空気中のチリがきらきらするのを初めて見たときのことはもう今となっては「まぼろし」だけど、今のわたしを支えているし突き動かしている一部だなと思っている きっともっと大人になってまた観れば違うきもちで観るのかもしれない
プニプニ拳

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