ひろぽん

トランスポーターのひろぽんのレビュー・感想・評価

トランスポーター(2002年製作の映画)
3.9
『トランスポーター』1作目

自分の仕事に3つのルールを課し、それらを厳守する運び屋(トランスポーター)の男・フランク。ある組織から新たな仕事を受けた彼は、いつも通り車のトランクに依頼品のバッグを積み、目的地へと向かう。しかし道中でそのバッグに不審を抱いた彼は、自らのルールを破ってバッグを開けてしまう。それを機に、裏で動く陰謀に巻き込まれていく物語。


ルール
1、 契約厳守
2、名前は聞かない
3、依頼品を開けない

ルールに遵守の寡黙な退役軍人のフランク。

いつも通り依頼をこなしていたが、ルール3を自ら破ってしまい謎の組織から狙われる羽目に。

依頼品のバッグの中にはライという女性が入っており、後に親密な関係になっていく。フランクは命を狙われながら、ライを救出し、敵を倒すことができるのかというようなストーリー。

冒頭から銀行強盗の逃走を依頼され、警察に追われるも余裕綽々な態度で平然と逃げ、狭いパリの道路で魅せるドラテクとカーチェイスは爽快だった。

フランクがトランクにつめられていたライに、テープが貼られている口部分に穴を開け、ストローでオランジーナを飲ませる優しさは素敵だった。

運び屋ということでカーチェイスが多いかと言えばそうでもなく、肉弾戦も盛りだくさんなのでアクションが好きな人にはたまらないだろう。

コンテナの狭い場所で大人数相手に扉を利用し上手に立ち回り、来ている服さえも武器にして使う硬派な運び屋には惚れてしまう。さらに、オイルまみれになるヌメヌメアクションは、ツルツル滑りながら戦う独自性溢れる斬新なアクションで面白い。

フランクと都合の良い警部との関係性も良き。

ジェイソン・ステイサムの舞うように戦うキレキレなアクションが最大の見どころ!

ジェイソン・ステイサムと言えばこの作品が代表作なのではないかと思う。初めて彼を知ったのは、この作品だった。

93分という丁度いい長さで、頭を使わず気軽に観れる良い作品だと思う。
絶対開けるなって言われると開けたくなっちゃうよ。
暗号型のエンジン、チェンジできるナンバープレートを搭載した改造された漆黒のBMW735iがとてもカッコイイ!
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