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恋する日曜日 私。恋したのsingerのレビュー・感想・評価

恋する日曜日 私。恋した(2007年製作の映画)
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予想よりは良かったかなぁという感じです。
まず、ストーリーは悪く言うとTVドラマで十分な内容で、かなり淡々としています。
しかも、撮り方が物凄くローテクで、カメラは手振れしまくるし、周囲の雑音もそのまま拾うということで、
狙ってるのかわからないんですが、とにかく作りが自主映画っぽい。
でも、その素人っぽさが逆に田舎町のちょっとした風景を、一瞬だけでも雰囲気のあるカットに変えてしまうというか。
そういう絶妙なトコが幾つかあったように思いました。
後はラストですね。
気丈に真実を語らずに終わる所は好感触でした。
ドラマとしては、そこは明らかにした方が展開もドラマティックになるのに、敢えてそこを我慢したことで、
主人公の強さが最後に残ったことは、物語の締めとしてはとても良かったと思いました。

堀北真希は良かったですね。
「名演技!」と手放しで絶賛する程では無かったですけど、田舎に帰ってきた17歳の少女を、上手く演じられていたと思います。
まぁ、美少女過ぎて違和感はあるんですけど、服装も程よくダサいし、手荒なカメラワークの中でも、よく映えていたなぁと。
ラストのバスガイドのシーンは、わざとらしさはあったけど、いい表情してましたね。
長回しであれだけの演技が出来るのなら、やっぱり実力のある女優なんだなと。
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🎦こちらは、2007年12月29日にブログに投稿したレビューです。
堀北真希が1番瑞々しく、その女優としての輝きを放ち出した時期の作品だったので、その存在感がとっても際立ってたなぁという印象が残る作品でした。
でも、まぁちょっと劇場映画作品としては微妙な印象だったので、当時の堀北真希の美しさの一端を見るというくらいしか見所は無いかなぁと。
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