群青

海底軍艦の群青のレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
2.2
日本の戦艦が行方不明になった。時を同じくしてかつて太平洋に沈んだムウ帝国が世界に宣戦布告をした!そしてムウ帝国は全世界の植民地化と行方不明になった日本海軍大佐が建造しているとされる海底軍艦【轟天号】の即時建造中止を突きつけた!


地球防衛軍と同じくSF要素を盛り込んだ怪獣映画!今回は地底からの侵略。
地球防衛軍は自衛隊が活躍するがこちらは轟天号だけ。ムウ帝国と戦うのは轟天号だけという展開は少々驚かされる。しかもムウ帝国には切り札としてある怪獣を所有している。

登場怪獣
マンダ

マンダは海の龍。巨体を駆使した巻きつけ攻撃が特徴。轟天号と戦います。この因縁の戦いはゴジラFINAL WARSでも繰り広げられます。
たかが海底軍艦一隻に圧倒的なムウ帝国が負けるのかと思ってしまうが、轟天号は水の中も地中も進めるしなんと空も飛べる。冷凍ビームを放ち軍艦事態に電撃をまとうこともできるというハイスペック!確かに空を飛んだ時はおったまげたけどそれ以外であまり轟天号の強さが分かりませんでした…


ムウ帝国はインカとかエジプトとか、とにかく前時代的な服装で人類より上の技術力を持っていると言われても説得力がない。さらにさらに人類を攻め込むコスチュームもただの銀の服でイケテない。
地球防衛軍のときにあったセンスが感じられない。ロマンが感じられなかった。


展開もかわいそうでムウ帝国の皇帝にあまりにもむごいものを見せつけるシーンがあり、敵なのに可哀想でたまらなかった。

ラストも切なく、勧善懲悪と思いきやなんだか消化不良だったかなあ。やっつけという感じでした。ゴラスや地球防衛軍は良かったけどこれは同じ方向性の作品としては微妙でした。
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