Adele

レベッカのAdeleのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
2.0
Netflixのレベッカをこの前観たので、今回はこちらを

結論から話してしまうとヒッチコック版のこちらの方が好き
それぞれに良さはあるし、そもそも比べてはいけないんだけど、さすがオリジナル!と思わせてくれる
2時間14分と長いわりにはムダなシーンはほとんどなし

マンダレーのお屋敷もイメージ通り豪華で品があり、装飾もとても素敵

なんといっても、主人公とマキシムの魅力ありき、といったところでしょうか
マキシム演じるローレンス・オリヴィエは上品で落ち着きがあり、セクシーさと貫禄もあり、まさにイメージ通り
主人公演じるジョーン・フォンテインもゴージャス美人!ではないけれど、代わりに可憐な美しさと謙虚さが滲み出ていた
2人の相性の良さを感じたのはわたしだけでしょうか?
それがオリジナルの強みとして生かされているように思えます

残念だったのはダンバース夫人かな?
Netflix版が強烈過ぎたせいか、そこまで怖さを感じなかった
あと、主人公がレベッカを意識してどんどん追い詰められていく感じが全くなくて、拍子抜け…

海辺の小屋でマキシムが主人公に回想して打ち明け話をする、ローレンス・オリヴィエの演技は最高に素晴らしかった
ほぼ一人芝居みたいな感じなんだけど、気づいたらのめり込んで観てしまった、さすが!

1940年の作品でオチも今となってはなんてことないんですが、今から80年も前だとセンセーショナルだったことでしょう

Netflix版との比較はこれ以上避けたいと思いますが、これを機会に観れてよかったと思えた作品です
やっぱり、たまにモノクロ作品いいなぁ
Adele

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