Arsenyevich

レベッカのArsenyevichのネタバレレビュー・内容・結末

レベッカ(1940年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

再びヒッチコック作品鑑賞。
名だたる映画監督が称賛していたので、
だいぶ期待をしていたのだが…
冒頭の20〜30分があまりに退屈過ぎて中断しそうになったが、
なんとか堪えて城に辿り着いてからは、その魅力に見事に引き込まれた。
怪しげな城の住人達、
すでに存在しないレベッカの圧倒的存在感。
城のディテールや威圧的な夫人の演出含めて、さすがヒッチコックと言わんばかりの見せ方は流石。
ただ、全体的にやっぱり物足りなさが残るのは何故か?
見えない人物像の演出が巧みであればある程、作品の着地点に人は注目してしまう。
レベッカを追い求めた挙句、夫人の狂気で崩壊するラストシーンが、妙に肩透かしだったのかなと。
Arsenyevich

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