Uえい

レベッカのUえいのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
2.5
ヒッチコックがアメリカ進出後に初めて撮った作品。構成は上手いが、本人が言うようにヒッチコックっぽさは薄いように感じた。

主人公はあるお金持ちの夫人の付き人をしていて、モンテカルロにバカンスに来ていた。そこで、イギリスのお金持ちマキシムと出会い、短い滞在期間で恋に落ち、婚約する。

マキシムの住むマンダレーという屋敷にやってくるが、ボートの事故で死んだ前妻レベッカの影がちらつく。仮装舞踏会を開いた日に、難破船の救難信号が上がったのがきっかけでレベッカの死の真相が明らかになっていく。

冒頭の、森を抜けてマンダレーの屋敷が見えていくシーンはバイオハザード7と同じ体験だった。参考にしたのかもしれない。

話も何処かで見たことのあるような内容で、ストーリーが二転三転する見どころはあるが、テクニック的に消費されてしまっていて、面白くは無かった。

ジュディス・アンダーソンが演じるダンバース夫人の存在感が凄かった。主人公に自殺するように唆すシーンの顔は忘れられない。
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