リラックスクマ

レベッカのリラックスクマのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
5.0
脚本、キャスト、演出等々、全ての要素が過不足無く組み合わさっていて、バランスが良い。セルズニックの介入が多かった作品と言われてるらしいが、ヒッチコックらしさは十分健在。
ジョーン・フォンテインの落ち着いた低い声が冒頭のナレーションにぴったりで引き込まれる。後半のローレンス・オリヴィエの長回しではオリヴィエの舞台俳優出身の実力が遺憾無く発揮されていて圧巻。
白黒なのもあってか、原作小説の雰囲気を他の映像化作品と比べて一番上手く表現できている。