Amber

レベッカのAmberのネタバレレビュー・内容・結末

レベッカ(1940年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

『ローマの休日 4K レストア版』のレビューで白黒映画は『レベッカ』以来だと書いた。それで図書館のDVDの再生不良で最後まで観れなかった『レベッカ』に意識が向き、いつか観直したいと思っていたところに、恩田陸の『土曜日は灰色の馬』の冒頭に『レベッカ』の話が出てきて、これを期に定額レンタルができなくなっていたツタヤディスカスの宅配プラン・オプションを変更し、有料サービスに移行して、定額レンタル復活第1弾に『世界名作映画全集 30 レベッカ』を選んだ。▶ジョーン・フォンテインは図書館で観た時にも思ったが、魅力的な女優だ。車に夫婦で乗っている時に夫に殺されかけるシーンがあったと思っていたら出てこなかった。ジョーン・フォンテインが気に入って、そのあとに図書館で『断崖』を観た。そのシーンと混同していたのだった。そして何と、ジョーン・フォンテインは日本の当時の東京府生まれだという。古い映画を観て出演者を好きになるのは複雑な気分だ。ジョーン・フォンテインの他の出演作も観てみたいと思った。▶ところで、2024年5月17日は昼はミュージカル『この世界の片隅に』を観て、帰宅後に郵便受けに来ていたDVD『世界名作映画全集 30 レベッカ』を観た。すると、両作品には共通点がいくつかあった。どちらもヒロインが絵を描く。ヒロインが夫の過去の女に嫉妬する。ヒロインが躓くシーンがある。小姑的存在に嫁ぎ先の家を出ていけと言われる。舞台が海辺の街。ありがちなシーンとはいえ、ちょっと不思議な偶然だ。▶図書館では、さて、ラストはどうなるのかというところで、画像がカクカクとなったあと、静止したまま動かなくなってしまって諦めてカウンターにそのことを忠告しながら返却した。そのシーンは輪っか転がしというのだろうか。フラフープのような輪っかを棒で転がす遊びだ。少年が輪っか転がししながら通ったあと、夫婦が車に乗ったあたりで画像が動かなくなってしまった。そのあとのラストを今回やっと観れた。予想していたラストとは違った、そして小説のラストとも違ったちょっと意外なラストだった。何かダンヴァース夫人は最後まで怪しかった。レベッカは結局自殺と判断されたが、マキシムもちょっと怪しいが、ダンヴァース夫人が殺したのではないかと疑ってしまった。
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