あか

レベッカのあかのレビュー・感想・評価

レベッカ(1940年製作の映画)
2.0
申し訳ないけれど、ヒッチコックの映画はストーリーや展開が面白くないと本当につまらない。
ヒッチコックの映画は良くも悪くもシンプルなミステリーであって、文学性だとか思想を感じることがあまりない。

本作はまず、ハラハラすることが基本ないし、ストーリーがつまらないく、眠くなる。
なによりも、
恋愛パートは極めて悪いと思う。
退屈な前半で大きく評価を落としてしまった。
後半こそは、物語が動くが、前半のつまらなさが糸を引いてしまい、感情移入できなかった。

人間関係の描写や恋愛描写が雑すぎる。
こんなにも序盤で、時間をかけてキャラの性格を語っていたのに、肝心の恋愛関係や結婚に至る理由は謎のまま。

ヒッチコックのミステリーは今見ると、かなりずるいミスリードを行うことが多い。(サイコのオチとか)
視覚や聴覚的に、間違ったオチを観客に完璧に想像させる演出はずるいと思う。

クイズ番組で例えると、"Q.この料理は何でしょう?"という問題があります。
この料理の特徴を回答者が調べ、見解を示します。"この料理は焼き肉に見える"
出題者から、ヒントが都度与えられます。"仕入れ先の農家には牛がたくさんいます。" "料理人は牛料理が得意で、牛丼が好物です。"
番組の最後、正解発表があります。"正解は、魚でした。"
長くなりましたが、こんな感じですかね。

こういったミスリードはこの時代で古い映画だから、成立しているのだと思うし、
僕個人は、優れているとあまり思わないです。
あか

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