きき

ビフォア・サンセットのききのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
3.2
『ビフォア・サンライズ』の続編、ビフォアシリーズ二作目。
監督は前作に引き続きリチャード・リンクレーター。

ウィーンでの運命的な出会いから9年、ジェシー(イーサン・ホーク)はそのことを本にし、そのプロモーションでパリの小さな書店にいた。
曖昧な結末への質問をはぐらかしていると、ジェシーの目にセリーヌ(ジュリー・デルピー)の姿が。
二人は再会を喜び、ジェシーの出発までの短い時間の逢瀬を楽しむ。

というお話。

前作は確かにジェシーの小説通り、ふわっと、再会の約束をして曖昧に終わる。
その後会えたのか、二人はどうなったのか、こちらの想像に委ねる形。

ある意味、それで終わりでも良かった、っちゃー良かった。
でも、前作も良かったけど、リアルタイムで進行する二人の会話がとても良かった!
前作ありきの作品なので、本作から突然観るってのはオススメしません⍨⃝

あの後のことを冗談を交えながら、止まることのない会話で少しずつ本音を混ぜて話す二人。
相手の気持ちや状況、9年も経てば変わることが沢山あって、それを探りつつ、って感じの駆け引きのような会話が秀逸。

運命なんて、と言いつつ、二人ともあの日が運命の日だったって気付いていて、どうしようもない切なさと、再会出来た幸福とが混ざり合い、なんとも言えない距離感が絶妙!

何よりやっぱりジュリー・デルピーが可愛くて、彼女の演じるセリーヌがスーパーキュート!
こんな魅力的な女性になりたいって思う\♡/"

クライマックスもまた曖昧な感じが堪らないし、音楽が終わらなければいいって思うくらい可愛い!

記録 : 2020年262本目。
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