ビフォアサンライズの続編
時は9年流れ、20代から30代へ
二人の関係は見ず知らずの行きずりの二人から本の作者と題材へ
そして舞台はウィーンからパリへ
二人は9年分、経験を積み、強くなり、孤独を知り、そして現実的になった
相変わらず二人が街を歩き、語らう
そこに魅力は尽きないけども、昔のような軽口に僕はどうしても違和感を感じてしまう。
大人になるということはズルくなれるということ。
9年前に相反する理性と欲望を押さえつけて決めた「連絡先を交換しない」を「若気の至り」と断罪してしまう二人はまさに大人
自分の人生の欠落もすべて9年前に心を置いてきてしまったから
前作が「夢の中みたい」と言っていたように僕は夢を重ねた。
今回はリアルな現実と、肉を持った人間の懺悔のお話。
連続して見るとギャップが悲しいけども、前年を忘れた頃に見ると、これはこれではまれる要素は多分にあると思う。
てことで懲りずに三部作目を連続上映します
23th DEC2015