何回目かの鑑賞。
お互い前作の「あの日」の運命に全ベットして生きていきたいなか、一方でいい歳で向き合わざるを得ない現実もある。
その折り合いがつかない様を、再会から最後の歌のシーンまで、お互い見え透いた嘘で本心を誤魔化しつづける。
その姿が微笑ましくもあり、僕の心の柔らかい場所を締め付けるような切なさもある。あれから僕たちは何かを信じてこれたかなあ?という気持ちになる。そうこうしてる間に、あっという間に終わる(実際80分の短い映画だ)。
見せられてるものはただの会話なんだが、不思議と折々で見返したくなる映画。
そして、パリというかヨーロッパへの郷愁ないし羨望とでも言おうか、まあヨーロッパ行きて〜〜〜となる映画である。