三四郎

ビフォア・サンセットの三四郎のレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
3.0
図書館で予約したら1作目が貸出中で、2作目から見ることになった笑
ヒロインのジュリー・デルピーを初めて観たが、綺麗な女優さんだなぁと思った。冒頭で1作目のシーンがいくつか挿入され、すると、現在の彼女が現れ微笑んでいる…その顔は、確かに綺麗だった。がしかし、不思議なことに、口を開き喋り始めると魅力がなくなった。普通、綺麗な人は笑顔がさらに魅力的になるはずなのだけど…、笑顔も似合わなかった。なぜだろう…。発言内容か?「アカ」だからか?(冗談です!笑)

二人の会話で物語が展開していくが、全然ダレず、テンポが良いことに驚いた。ただ、パリの街を散歩して遊覧船にも乗っているのに、二人の会話がメイン故にパリの景色が観られない!笑 折角パリの街を背景にしているのだから、もう少し花の都を映したって良いじゃないか!笑 そこが残念。

「普通の人は今より上へ行きたいと思ってるだろ?もっとお金が欲しいとか、もっと尊敬されたいとか、人に認められたいとか、そんなの疲れるよ」アメリカ人ってやっぱり単純だなぁと思いながら観ていた。アメリカ人に限ったことではなく、最近は日本人もそういう人が増えてきているのかもしれないけれど…。人と比べたり人にどう見られるかを気にするなんて、彼の最後の言葉の通り「疲れるよ」。

小学校5年生の時にケーブルテレビで『ゆうひが丘の総理大臣』を観ていて、その主題歌「時代遅れの恋人たち」が大好きだった。

恋人よ 愛なんて言葉は捨てろよ
流行りの服も生き方も疲れるだけさ

その通りだと思い、

恋人よ 愛なんて言葉は捨てろよ
ざわめく街は青ざめた人々ばかり

こんな大人にはなりたくないと思ったものだ。
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